~患者様・ご家族様向け 理解度チェック~

膠芽腫に関する質問(全10問)がランダムに出題されます。

以下のボタンから回答してください。


問1 解説

膠芽腫は今までまったく何も指摘されていない人が突然かかる病気なのですか?

【正解】
Yes
【解説】
膠芽腫は多く(比較的高齢の方)が原発性膠芽腫(プライマリーグリオブラストーマ)といって、前病変がなく出現することが多いですが、低悪性度神経膠腫という前病変が悪性転化することによって出現する続発性膠芽腫(セカンダリーグリオブラストーマ)もあります。 (日本脳腫瘍全国統計)

閉じる

問2 解説

膠芽腫は50歳代後半から70歳代で比較的男性に多い?

【正解】
Yes
【解説】
膠芽腫は50歳代後半から70歳代で比較的男性に多く、原発性膠芽腫はややご高齢の方に多い傾向があります。(日本脳腫瘍全国統計)

閉じる

問3 解説

膠芽腫は初期症状や画像診断だけにより診断することは可能なのですか?

【正解】
No
【解説】
画像診断や症状経過(進行が速い)によって悪性であるかなどの予想はできますが、手術によって摘出した病変を顕微鏡で(病理学的に)検査することで、初めて確定診断が得られます。

閉じる

問4 解説

膠芽腫では他の癌のように遺伝子診断は必要なのでしょうか?

【正解】
No
【解説】
現時点(2021年5月)では膠芽腫において遺伝子診断は必要不可欠ということはありません。ただ、①診断や細分類を確実にすること(IDH変異など)、②治療の有効性を予測すること(MGMTのメチル化)を目的として行われることがあります。また今後の可能性として、③遺伝子診断に応じた個々の患者さんに応じた治療選択(テーラーメイド療法)ができるようになる、ということも考えられます。

閉じる

問5 解説

膠芽腫では手術は必要なのでしょうか?

【正解】
Yes
【解説】
膠芽腫に対する手術は、①摘出した腫瘍組織の病理組織診断のため、②腫瘍の量を減らすことで生じている症状を改善させたり悪化するまでの期間を延長させる、といったことを主な目的として行われます。手術で可能な限り腫瘍の量を減らすことが生存期間の延長に寄与していることも、様々な研究で示されています。

閉じる

問6 解説

膠芽腫では定位放射線治療が最初に行われるべき治療なのでしょうか?

【正解】
No
【解説】
膠芽腫は脳の組織に染み渡るように進展(浸潤)します。そのため、腫瘍の本体だけに定位放射線治療を行うよりも、腫瘍の本体を中心に周囲にも一定の治療効果が得られるように、少しずつ複数回の放射線を照射する(多分割照射)ことが行われています。

閉じる

問7 解説

膠芽腫には他の癌のような分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬は効果がありますか?

【正解】
No
【解説】
現在(2021年5月)のところ、臨床試験で高いエビデンスで有効性が示されている分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬は報告されていません。日本国内ではVEGF (血管内皮増殖因子)阻害薬であるベバシズマブが保険適応となっています。

閉じる

問8 解説

高齢(75歳以上)の膠芽腫の方にはどのような治療が行われているでしょうか?

【正解】
Yes
【解説】
高齢の膠芽腫の方には標準的な放射線治療とは異なり、1回の照射量を調整し照射回数を減少させた放射線治療を行うことが多いです。現在JCOG (日本臨床腫瘍研究グループ)で、高齢者の膠芽腫に対する臨床試験が行われています (JCOG1910)。

閉じる

問9 解説

腫瘍治療電場療法とはどういった治療ですか?膠芽腫に対して有効なのでしょうか?

【正解】
Yes
【解説】
腫瘍治療電場療法(Tumor Treatment Fields:TTF)とは、膠芽腫細胞の(有糸)分裂に対して特殊な(交流)電場を与えることによって核分裂停止を誘発する治療です。放射線治療とテモゾロミドによる化学療法を標準治療として、様々な治療と比較した臨床試験が行われましたが、腫瘍治療電場療法はそういった臨床試験の中で有効性が示されたものの1つです。

閉じる

問10 解説

腫瘍治療電場療法は治療中24時間装着している必要がある?

【正解】
No
【解説】
1ヶ月75%以上装着すると効果があるといわれています。1日に換算すると18時間以上になります。

閉じる

問11 解説

腫瘍治療電場療法は他の治療と併用は可能でしょうか?

【正解】
Yes
【解説】
原則問題ありません。臨床試験では標準的な治療(放射線化学療法)に腫瘍治療電場療法を併用することで、生存期間の延長(上乗せ効果)が示されました。

閉じる

問12 解説

腫瘍治療電場療法において合併症があるでしょうか?

【正解】
Yes
【解説】
軽度の皮膚障害があります。臨床試験で行われた標準的な治療に腫瘍治療電場療法を併用することでは、軽度の皮膚障害以外に大きく頻度の増えた合併症はありませんでした。

閉じる

問13 解説

高齢でも腫瘍治療電場療法は効果があるのでしょうか?

【正解】
Yes
【解説】
臨床試験においてはある程度の生活を送れる方であれば高齢の方も試験に参加されており、若年の方と同様に腫瘍治療電場療法によって生存期間の延長が認められました。

閉じる

問14 解説

腫瘍治療電場療法が2017年12月に保険適用され、2年以上治療継続されている方は10名以上いる?

【正解】
Yes
【解説】
2021年3月末時点で、277名の方が治療中で、その内2年以上継続の方が19名いらっしゃいます。(ノボキュアからの報告)

閉じる

問15 解説

腫瘍治療電場療法を一度、中止・中断された患者様で再開された方はいる?

【正解】
Yes
【解説】
40名以上の方が再開されています。主な理由は病状悪化から復調、治療に慣れず中止したが再考、夏の期間のみ中断、他(ノボキュア社からの報告)

閉じる

問16 解説

腫瘍治療電場療法は膠芽腫の治療において日本脳腫瘍学会の成人膠芽腫(初発)における推奨グレードはBである。

【正解】
Yes
【解説】
推奨グレードはBで、維持療法として科学的根拠があり、推奨されるとされている。National Comprehensive Cancer Network(NCCN)ガイドラインではカテゴリー1とされています。

閉じる

問17 解説

腫瘍治療電場療法は再発膠芽腫の治療においても保険適用されている。

【正解】
No
【解説】
保険は初発膠芽腫のみ適用され、テント上膠芽腫と診断された成人患者で、すべての可能な外科手術及び放射線治療施行後の治療に適用される。

閉じる